equinox

図のように、ある場所から冬至、春分・秋分、夏至に、太陽が目印になる様な山に沈むのが観察できれば、あとはそれ以外の時でも、太陽が沈む位置を見て、いまが一年のいつ頃になるんだろうというのが分かってきます。


印刷されたカレンダーがある現代の私たちにとっては、どうということもありませんが、そうしたものがなかった時代に、こんな風に工夫していたんですね。

作物を育てるのは、常に何ヶ月か先のことを考えていまの作業…例えば種まきなど…をする訳で、こうした一年の見取り図を手にすることはとても大切だったのでしょうね。

ところで、古い神社やお寺、霊山などは、こうした観測地点に該当することがあるのです。

例えば、私たち北伊豆、箱根南部で霊山とされる日金山=十石峠は、春分、秋分の日にのぼって東を望むと、ちょうど真鶴半島と三浦半島のそれぞれの先端と、房総半島の鋸山を結び線上に太陽が昇るのが見えることになります。 

湘南地方ですと、藤沢市の北に大庭神社という小さな神社(平安時代の延喜式にも記載されている由緒ある神社です)からは、春分、秋分の日、真西方向にあたる富士山に太陽が沈むのが観察できるはずです。

今年の春分は3月21日。
この日の夜は、同時に旧暦二月(如月)の十五夜、満月になります。
願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ』と西行法師が歌に詠んだように、桜も見られる春の満月になるかもしれません。


Davy Spillane
Midnight Walker





おやすみなさい!