こんにちは
午前中、天気予報では雨の予報でしたが、結局時折小雨が降る程度だったので、外仕事にでかけました。畑はカラカラ気味でここでしっかりした雨が欲しかったのですが、ちょっと肩透かしを食らった感じです。

みなさんの地方はいかがでしょうか。

午前中はサラダ野菜のチコリーフリーゼの草取りで畑を這い回った後、ネギとエンドウ豆の新しい苗を植え付けました。
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緑色のアフロヘアーが並んでいるようですが、キレイにさっぱりしたチコリー・フリーゼさんたち。
エンダイブに似ていますが、そちらが一年草なのに対して、こちらは多年草のチコリーの品種になります。エンダイブに比べるとはるかに丈夫で、上手に育てれば夏越しをして秋にまた新しい葉を茂らせてくれます。

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植え付け終わったスナップエンドウ(写真上)と、ふとっ子ネギの苗。
秋蒔きしたエンドウはいまが花盛りで、もう1〜2週間するとサヤマメの収穫期に入りますが、ちょっと生育が早すぎて初夏には息切れしていまいそうなので、2月に温床の中で新たに苗を作りました。ふとっ子ネギは夏に収穫できる太葱です。


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こちらは昨日作業したトマト苗の植え替えから。
種まきした2種類の苗。本葉の形がずいぶん違います。

左が「イタリアン ツリートマト」という品種で、大きく育って木のようになり、ブドウ棚の様に枝を這わせて育てることの出来るトマトだそうです。


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こんな感じになるそうですが、ホントに出来るでしょうか?

もうひとつは「ピエンノロ・デル・ヴェスヴィオ Piennolo del Vesuvio」という品種で、ナポリのヴェスヴィオ火山周辺地域の特産種。同じ火山地帯である箱根の海沿いだから…と、今年始めて選んでみました。

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皮が厚くて水分が少ないので、夏に乾燥するイタリアでは収穫後も腐らずにそのまま保つのだそうです。写真の様に日陰に吊るして保存し、必要な分を取り出しながら使うとのこと。

高温多湿の日本ではこんな風にはいかないと思いますが、さてどんな風に出来るか楽しみです。

そうこうしていたら予約していたイチゴとホップの苗が届きました。



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章姫とまこ姫という品種。子どもたちと同じニックネームなので頼んでみました。

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花後の小さな実が着いていました。イチゴの本来の旬は初夏。採りたての新鮮なイチゴは香りも良くて格別です。


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こちらはホップの苗。 
ホップはアサ科(以前はクワ科に分類されていましたが、現在はアサ科に直されています)の薬用植物で、ビールの風味付けに用いられるので有名ですね。 
古くからパンや食品に混ぜられて腐敗防止に利用されて来ました。
また不眠症の特効薬として、乾燥させて枕に入れたり、お茶や砂糖菓子にして用いられたそうです。
("Das große Handbuch der Kräuter und Heilpflanzen" KOMET Verlag版 参照)

西アジアの山岳地帯が原産(※)で、乾燥と冷涼な気候を好む植物なので、関東以西の平地で栽培するにはちょっと難しそうですが、試してみます。

    ※ ホップは西アジアのコーカサス地方が原産地とされていましたが、最近の遺伝子の研究からは中国の内陸部が原産地で、古い時代に中央アジア北部を経由して西アジア、ヨーロッパへと人の手で広められたという説が有力になってきているそうです→ホップの探求) 日本にも、北日本を中心に変種となるカラハナソウが分布しています。