先週、強風で折れた古株のローズマリー
無事だった枝先を挿し穂にして取っておいたのですが、ようやく挿し木をしてあげることが出来ました。


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枝の根元をカッターナイフで斜めに切ったあと、余っていたロックウールがあったので、これに挿しました。

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その後挿し木用土を入れたプランターに埋めて、まだ寒いのでトマトの苗などを育てている温床へ。
ローズマリーの挿し木は、条件さえ良ければ80%以上の確率で根が出て新しい苗を作ることが出来ます。 無事に育ったら、お客様にもおすそ分けができるといいなと思います。

挿し木にできる枝穂の太さは、5mm〜10mmくらいまでですかね。
それより細くても、太くても、根が出難くなるのでは?、と感じます。
しかも、新しい枝よりも、一冬を越えたしっかりした枝である必要があります。

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挿し木に向かない細い枝は、よく洗って水気を切ったあと、私は(ニオイ移りの心配のない)飲み物用の冷蔵庫で乾燥させています。そうすると、写真の様にキレイな緑と香りを保ったまま乾燥させることができます。もちろんカビや細菌の繁殖も抑えられます。堅く水気の少ないローズマリーは1週間でほぼ乾燥状態になります。もう1週間置けば完璧です。

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逆に太い部分は燻製を作るときに、良い香りを加えてくれるチップとして大活躍してくれます。
これも乾燥させて保存します。

ローズマリーは個性的な香り(主な成分はクスノキと同じ樟脳の香り)が強いので、料理用ハーブとしてはパセリやオレガノの様になんでもホイホイ使えるものではないのですが、それでも多方面に活用できる代表的な料理用ハーブです。

das-grosse-handbuch-der-kraeuter-und-heilpflanzen-3869413166いつもの『ハーブと薬用植物 大ハンドブック Das große Handbuch der Kräuter und Heilpflanzen  』の解説から……。

「料理では、ローズマリーの若い枝を主に鳥、ラム(子羊)、ジビエ(猟獣、猟鳥)、ウサギ、そして豚肉の風味付けに用いますが、それ以外にもピッツァ、スープ、そして野菜料理の風味付けに繊細さを与えるために使われます。それ以外にもたくさんの有益な働きを持つハーブで、芳香作用、鎮痙作用(内臓平滑筋の異常な収縮・痙攣を抑える働き)、消化促進、食欲増進などの活性化作用、止血、鎮痛などの収れん作用、利尿作用、抗炎症作用、整腸作用といった性質を備えています。」

※補足; 解説にあるように、まず第一に、フレッシュの若枝を肉料理に利用しますが、その際の利用法は下ごしらえ、焼く前に塩、コショウとともに枝、または枝からしごいた葉をなすりつけてしばらく置き、肉によく香りが移るようにします。焼く際には、ローストする場合は一緒に抱き合わせて、ソテーするときは油に香りが移るようにして焼き上げます。同様にして魚料理にも利用できます。

「ピッツァ、スープ、そして野菜料理の風味付け」の場合は、フレッシュではなく乾燥の、しかも粉末にしたものがおすすめです。香りが強いので、使う量はごく控えめに、ほんの隠し風味程度で。これらの料理にシャープさ、繊細さが加わります。 同様にして、チーズケーキやビスケット、マフィン、タルト生地など焼き菓子に利用すると、甘さにメリハリの効いたシャープさを加えることがができます。