昨日(13日)は続いて、アーティチョークの苗を植え付けました。
昨年秋に種まきをして冬を越したベビー達。
と言っても大きいものは30センチくらいの背丈があるります。

アーティチョークは、梅雨と高温多湿の夏がある本州の平地では6月中旬頃までには成長を止めて、地上部を枯らして休眠(夏眠)に入ります。ですから成長できるのも後2ヶ月ほどです。
畑に出すと、虫や病気にかかるリスクが上がるので、一回り大きなポットに植え替えて、ポット苗のまま夏越しさせようかと思いましたが、植替えが面倒になって、比較的大きなものは大丈夫だろうと、畑に植えてしまうことにしました。

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一方こちらは、いまが成長の最盛期を迎えつつある大人のアーティチョーク(&アーティチョークの一種のカルドン)。

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株の背丈も横幅も、1メールを優に越える大きな草で「タンポポのお化け」と呼んでいます。

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これが畑のあちこちで、圧倒的な存在感を発揮しています。

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もうしばらくすると、こんな風に花芽を伸ばしてきます。この頃には背丈は1メートル半〜2メートルくらいまで成長します。

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アーティチョークは、このイガグリみたいな蕾を野菜として食用にします。
日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、『Vegetable book 西洋野菜料理百科』(河出書房新社)の著者ジェイン・グリグソンさんによれば、「ルネッサンスの菜園の貴族…私たち人間が開発してきたものの中で、アーティチョークのおいしさと優美な形に迫るものは他にありません」とまで断言し、絶賛されています。 

日本で一般に流通する野菜に同じものがないので、「その味」をなかなかお伝えすることはできないのですが、クリのようなホクホクした食感に、同じキク科のレタスに似た? 風味、さらに独特な甘みと苦味が加わり、食べた後はお腹の中が爽快になるさわやかさ Refreshing感があります。やっぱり、ひと言ではお伝えできません。

そして、花も美しい!

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輝くような貝紫色(ロイヤルパープル)の、アザミに似た花を咲かせて楽しませてくれます。