昨日は、夏の先触れの様な蒸し暑い一日でしたが、今日は一転冷たい雨の一日になっています。
みなさまの地方はいかがでしょうか?
おかわりはありませんか。

私たち箱根山の海沿い地域(小田原市西部、真鶴、湯河原)は、昔から柑橘類の栽培が盛んでした。特に最近注目されるようになったのはレモン! 温暖な気候を好むレモンの首都圏唯一の産地です。(…と思ったら、千葉県の南房総市でも作っているそうです ^^;)

レモンはミカン類よりも寒さに弱く皮が厚くなったり、寒波に遭うと傷んだりしてしまいますが、農家の努力で良質なものが、暑い時期(6月〜9月)を除いてほぼ通年手に入るようになりました。

新鮮で皮も安心して使えるビオレモン(…とドイツのレシピ書では、防腐剤、ワックス未処理のレモンをこう呼びます)が豊富に手に入るのは嬉しい限りです。


2019-03-25-Zitronen

レモンは、湯河原町にある柑橘類専門の問屋 石澤商店さんから購入しています。2キロ(写真では12個)で1,000円! 普通、国内産レモンはかなり良いお値段がしますから、料理にたくさん使う私たちからすると、これは本当に嬉しいです。
 今回は皮を使うので、皮のキレイなものを奥から出してもらって購入しましたが、レモン汁だけでOK!なら、皮がちょっと傷んだものがセール品としてもっと安く売られています。(お菓子の箱は新発売されたレモングミ、すごい美味しかったです) 配送もしてくださるそうですので、電話での注文も出来るかな? 


2019-03-25-Zitronen-blüten

こちらはわが家のレモン。いま、花が次から次に咲いています。咲き終わったものには、小さな小さなレモンの赤ちゃんも! 


◎レモンオイル
さてこの安心して使えるレモンの皮を利用して、香りの良いレモンオイルを作ります。 
魚介類(魚のカルパッチョやエビ・カニなど)や蒸し鶏を使った料理、サラダやパン、パスタなどに良くあいます。材料はレモンとオイル(良質のオリーブオイルやひまわり油)だけ。
作業時間は10分で作れます! ぜひ、試してみてください。

Zitronen-Olivenöl-aus-zwei-Zutaten-Grundrezept
写真はオリジナルレシピを訳させてもらった Kochkarussell.com から引用

◎材料
    500ml用 
  • 良質なオリーブオイル 500ml  (※)
  • ビオレモン 2個
  • 漬込み容器…密封できるガラス瓶など
  • 保存容器…注ぎやすいガラス瓶、容器
(※)訳者注 ひまわり油でも美味しく出来ます。その場合はオレイン酸含有の高いものをご利用ください。→例えば「昭和オレインリッチ

◎レシピ作者:Mia ◎作業時間:10〜15分 ◎漬け込み時間:2週間  

◎作り方
  1. レモンを洗って水気を拭い取ります。皮むき器を使ってレモンの皮をごく薄く剥ぎ取ります。その際、出来る限り白い部分は除くように注意してください。これがあるとオイルが苦くなってしまいます。私(レシピ作者のMiaさん)は更に、剥ぎ取った皮を後からナイフでこそげ取る様にしています。
  2. オイルを蓋付きの瓶など密閉可能なガラス容器に満たします。レモンをその中に分け入れます。2週間、冷暗所に置いて漬け込みます。レモンの皮を取り除き、食卓で注ぎやすい瓶に入れ替えて使用します。4週間以内に使い切ってください。
  3. もちろん、(始めてで)自信がなかったり、500mlでは一ヶ月以内に使い切ることが出来ない場合は、より少ない量で作ることも可能です。でも、私たちのところでは、通常すぐに使い切ってしまいます。
◎オリジナルレシピ :  ZITRONEN-OLIVENÖL AUS ZWEI ZUTATEN – SCHNELL UND KÖSTLICH !(ふたつの材料で作るレモンオリーブオイル --- 早くて美味しい!)
↑ 美しい写真で作り方(特に皮の削ぎ方)が解説されていますので、御覧ください。

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