みなさま おはようございます。
2日ほどブログの更新をお休みさせていただきました。
その間お訪ねいただいた方、申し訳ありませんでした。

連休明け後、保健所(環境衛生)の立ち入り検査があってその準備や対応に追われていました。
でも昨日無事に終了! これからもみなさまに安心してご利用いただけるようがんばりますね。

連休前から数えて早、10日あまり。
放置していた庭や畑周りは、ハーブも雑草も伸び放題です。
なんと言っても、多くの植物たちにとっては一年で一番成長する時期ですからね。

2019-05-09-Oregano

例えば上の写真は駐車場から宿へ上がるアプローチ沿いに植えたオレガノ。連休前は足首の高さほどだったものが、膝丈から高いものは腰のあたりまで伸びていました。
このまま成長させたら通路を塞いてしまいますので、バッサリと根際で刈り込みます。

 ローズマリー、セージ、タイムなど夏に成長する他のハーブ類も同様ですが、本格的な夏が来るまでこれを1〜3度ほど繰り返します。もったいないような気もしますが、できれば早いうちにやっておいた方が良いようです。
 伸び過ぎを抑えるだけでなく、湿度、温度が高まるこれからの季節、こうしないと風通しが悪くなって病気にかかったり、枯れてしまったりします。


2019-05-08-unohana01

旧暦四月の異名は卯月(うづき)といいますが、これは卯の花の咲く時期なのでこの呼称があるそうです。卯の花、アジサイ科ウツギの花は、万葉、古今集の古から歌にうたわれ、鳥のホトトギスと共に、夏の到来を告げるシンボルのひとつでした。

古くから石材の産地で、道路良いなどに昔ながらの石積みの法面のある私たちの地域では、いま、あちこちで卯の花が咲いています。

法面、特に石垣を好むウツギは古代の都などでは最も身近な樹木のひとつだったと想像されます。

鶯の通ふ垣根の卯の花の 厭(う)き
ことあれや 君が来まさぬ (万葉集 夏相聞1988)
(ウグイスが来る垣根に咲く卯の花、あなたが来てくれないのは、何か「うきこと(体調や気分の不調から、人事や物事など様々な良くない事情までを含む)」があるからなのでしょうか…)

とか、

我が宿の垣根や春を隔つらん
夏来にけりと見ゆる卯の花 (拾遺集 夏 80)
(わたしの庭(古語では「宿」は家や庭を指す場合が多い)の垣根に咲く卯の花 季節を春と隔てる垣根となって、夏が来たのを伝えてくれている)

…と、言うように垣根とセットになって歌われています。

私がいつもこの時期に思い出すのはこの歌。

我宿の垣ねにさける卯の花は
うきことしげき世にこそありけれ (源実朝 金塊和歌集夏部 136/685)
(わたしの庭の垣根に咲く卯の花 (その白く清楚な姿は)「うきこと」が多いこの世にこそ咲いているのだなぁ)

同じ「う」という音で、卯の花と「うきこと」をセットにするのも古くから伝えられた歌の技法です。薄暗い中で見ると、この世のものとは思えないほどはっとさせられる卯の花の白く清楚な姿と、いろんな意味を含む「うきこと」が繁る現実(卯の花が咲く時期は同時に草が勢いを増して繁る季節でもあるのでこの言葉が使われていると思います)とを対比させています。

そして、この現実の中でこそ、この白い花が咲いているのだと思い直すところ…。
なんだかとても含蓄のある歌です。800年も前のものとは思えませんね。

私たちガーデナー(素人庭師)にとって、卯の花の季節の到来は、勢いを増す植物との格闘の始まりでもあります。

 「うきこと繁き…」けれども、そんな中でこそ生命の粋である花が咲き、そして実をならせてくれるのだと…、日々の仕事に精を出しましょうね。


2015-05-10-utugi

卯の花は、観賞用に良く栽培されるバイカウツギ、ヒメウツギなどを含めて何種類かのウツギ類の総称になります。私たち箱根地方では野生種で写真の「マルバウツギ」がよく見られます。

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