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梅雨が始まりました。
亡き母が庭の各所に植えてくれた紫陽花が色づいて来ました。
紫陽花は日本の雨の季節を象徴する花木ですね。

アジサイの仲間(アジサイ科アジサイ属)は東アジアから東南アジアと、北アメリカの東海岸にそれぞれ遠く離れて分布するのが特徴です。
アジサイは比較的起源の古い植物となるそうで、まだ地球が温暖だった時代には世界の広い地域に分布していました。その後いまから約258万年前になると地球には氷河期がやってきて、寒冷化と乾燥化が進み、寒さや乾燥に弱いアジサイの仲間は次々に滅んでいきました(現在も地質時代的には氷河期にあたります)。しかし、アジアと北アメリカの東、南部地域では熱帯地域との地理的な連続性が保たれていたので影響が少なくすみ、この地域だけで生き残ったのだそうです。

園芸種のアジサイ(ヨーロッパで改良された西洋アジサイも含む)は日本の野生種であるヤマアジサイやガクアジサイが品種改良されたものです。一方、カシワバアジサイはアメリカの野生アジサイの仲間から品種改良されたものになります。

アジサイの花色はアントシアニンによるもので、主に土から吸収されるアルミニュームイオンによって影響を受けます。酸性土壌ではアルミニュームの吸収が促進されアントシアニンと結合して青色となり、一方、アルカリ性土壌ではそれが抑えられるので赤色になります。
他の要素も影響するので一概には言えないそうですが、火山地帯で雨の多い日本では土は一般には酸性となるので、アジサイは多くの場合青くなります。これはリトマス試験紙の反応(酸性=赤、アルカリ性=青)とは反対になりますね。

ヨーロッパでもアジサイは人気で各所に植えられています。石灰岩質で雨の少ない同地域は多くの場合アルカリ性土壌なのでアジサイは赤くなります。スイスやイタリアで咲いているアジサイの写真が真っ赤だったのを見て驚きました。日本でも、石灰を多く施した畑のまわりなどでは赤くなります。


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さて、雨の合間を見計らって、大急ぎで夏の草花を植え付けています。


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タネをまいて育てた向日葵とマリーゴールドをメインに、ニチニチ草や千日紅も植えてみました。




ところで私の庭仕事のかたわらでいつもゴロゴロしている、のら猫のんさん。

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猫というより、胴体ばかりが太ったツチノコみたいですが…。

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私の気を引くように、よくこんなポーズを取っています。彼女はいったい何を訴えているのでしょうか?