みなさまこんにちは。
連日厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
お変わりはありませんか。


梅雨明け後の暑さは、庭の植物や畑の野菜たちにとっても厳しいもので、日中は葉をだらりとしおれさせ、青息吐息でやり過ごしています。

夏野菜…といっても、トマトはアンデスの高地が原産ですし、ナスも乾燥したインド大陸、キュウリに至っては冷涼なヒマラヤ山麓の渓流沿いが原産の植物なので、みな日本の高温多湿の夏は苦手なのは道理です。暑い日が続くに従い、野菜たちの実の成りも少なくなってきました。



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それでもボツボツと採れたトマト、ナス、キュウリ。

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こちらはキュウリの雌花。花の元にはすでに赤ちゃんキュウリが出来ています。


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でも育つのが早くて、うかうかしているとこんな風にデカキュウリになってしまいます。
普通に販売されているサイズに比べて皮が厚く堅くなる一方、実は水分が多く柔らかくなります。分量としても、1本で普通サイズ5〜10本分ほどにもなってしまいます。

このたくさんのキュウリをどう食べるかが、毎年の悩みとなります。去年までは塩漬けにして漬物やピクルスにしていましたが、時間が経つと苦味が出たりして美味しくなくなります。

そこで今年は、新鮮な状態で美味しくたくさん食べられる方法を考えました。

1)まず、すぐ食べられるようにサイコロ状に刻み、塩麹に漬けました。こうすれば、冷蔵庫で5日は十分に保ち、かつ毎日美味しく食べられます。

2)塩麹に漬けるだけでも美味しいですが、さらにキュウリによく合うハーブで風味漬けすると、ご飯だけでなくパンやパスタなど洋風の食事にも合わせられます。

キュウリに合うハーブ、スパイス類は、キャラウェイ、クミン、ディル、マスタード、ゴマ(それぞれシード)、フレッシュハーブとしてはなんといってもミント(ペパーミント or スペアミント)、シソ、そしてニンニクや生姜のすりおろし、唐辛子、胡椒…などです。 単独で用いても良いですが、それぞれお好みでいくつか組み合わせるとハーモニーが出て美味しいものです。

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これはあくまでも私の好みですが、まずキャラウェイシードがキュウリに一番よく合い、塩麹を加える時に一緒に加えます。そして、時に応じ(食べる時に)、他のものを加えて風味を広げます。

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最近の朝ごはん。刻みキュウリの塩麹漬けに、トマトと酢漬けにした赤玉ねぎの刻み、そしてプロセスチーズを加えました。

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自家製のオイルサーディンを添えて。

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こちらはお客様の朝ごはんに出したサラダ。 ここでは新鮮なキュウリの歯ごたえも楽しんでいただこうと短冊切りにして塩麹とヨーグルトに漬けました。(キュウリは塩味のヨーグルトにもよく合います!) 風味付けはキャラウェイシード、すりおろしたニンニク、そしてミントの葉です。 
キュウリにミントの爽快感が加わり、さっぱりといただけます。