いま、採れているもの、咲いているもの…

8月上旬のこの時期、乾燥と高温に対処した特別な光合成システムを備えた一部の夏草類を除いて、ほとんどの木や草たちは昼間は気孔を閉じ、文字通り息を潜めて暑さに耐え忍んでいます。桜や桃、梅など…来年の春から初夏にかけて花を咲かせる果樹は、ちょうどいまが花芽が出来る時期。体内に新しい生命の元を宿すために軽い休眠に入っているそうです。

そんな中でも、実をつけているものも…。

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春に花を咲かせたレモンの木。その後実を着け、だいぶ大きくなってきました。まだ、果汁を取るには若すぎるのですが、皮をすりおろして使うのにはもう十分です。 青いレモンの爽やかな香りがします。

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↑ 丸ズッキーニの雌花。ズッキーニはメキシコから合衆国南部の乾燥地帯が原産のカボチャの仲間で、その後、野菜の品種として育てられたのも、夏が乾燥し夜には気温が下がるヨーロッパやアフリカの地中海地方なので、日本の高温多湿の夏は大の苦手です。種苗会社から購入した株は、梅雨の終わりにはもう弱って枯れてしまったのですが、後から種まきして育てたこの丸ズッキーニの若い株、暑さにへばりながらも実を着け始めてくれています。


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↑ 丸ズッキーニの株。人間とも同じですが、やはり若いうちの方が適応力や耐久性があります。

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↑ ブドウ(品種 デラウェア)が色づいてきました。食用のブドウには、原産地や栽培地を起源として、ヨーロッパ系とアメリカ系のふたつのグループがありますが、デラウェアはアメリカ系。

ヨーロッパ系(日本在来の品種 甲州もヨーロッパ系)は、現在のジョージア(旧グルジア)地方など西アジアが原産で、乾燥と冷涼な気候を好む植物なので、やはり日本の夏は苦手です。

一方、アメリカ系は日本と似た気候(夏に比較的気温や湿度が高い)合衆国東海岸地域の植物なので、比較的容易に育てることができます。ブドウの房が、だんだん色づいていく様子はなんだか心がときめきます。

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↑ マジョーラムの花。オレガノと近縁なシソ科のハーブで、同じく盛夏のいまの時期に花を咲かせます。オレガノが薄いピンクのかわいい花を咲かせるのに対し、こちらは地味で小さな白い花を咲かせます。 

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↑ ドイツ語でBohnenkraut=ボーネンクラウト 豆の草と呼ばれ、豆を煮る時に加えて風味付けに用いるセイボリーも、いまの時期に花を咲かせます。白い清楚な花。
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↑ カブトムシのメスも…