草刈り、草取りで…畑を這いずり回っていたら、果樹の木陰にミョウガの花芽がたくさん出ていました。母が好きで、あちこちに植えていたものです。

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ミョウガは中国南部を原産とするショウガ科の植物で、歴史以前、稲作などとともに大陸からの「移民」によってもたらされたものと考えられています。春に出る新芽を軟白栽培した"ミョウガタケ”や、夏に地面のすぐ上に、恥ずかしそうに顔をのぞかせる花序(花の蕾がカプセルの中に詰まった様なもの)を食用にします。

市場に出回るのは、まだ花が表に出てこないものですが、こうして花が少々のぞいたものでも美味しく食べられます。(花がたくさん咲き進むとスカスカになって食べられなくなりますが…)

よく 「ミョウガを食べると物忘れが多くなる」といいますが、これはまったく根拠のないこと。
むしろミョウガの香りの本体である ”αピネン”という精油成分は、頭や気分をすっきりさせ、血行促進や消化促進の効果があるそうです。

普通は生のまま刻んでそうめんなどの薬味にしたり、酢漬けしますね。
でも、先日エスビー食品のメールマガジンで、手軽に作れるインド料理のレシピの紹介があって、「アチャール」というインドの漬物(ピクルス)が美味しそうでした。


ちょうど、頂いたインド料理スパイスがたくさんあるので、ちょっとこれで作ってみたいと思いました。