最近、お客様にお出ししたビーガン・メニューからです。

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なんだか大阪のオバちゃんが好きそうなヒョウ柄模様のタルトケーキ。(最近はそんなこと言うと、大阪の女性陣から顰蹙をかうかな?)

3月に収穫して、かわいい助っ人たちにも手伝ってもらって皮むきをした夏みかんを砂糖漬けして冷凍保存してあるのですが、これを使ったタルトケーキです。 生地には玉子やバターを使わず、ナパージュ(ゼリー)も海藻由来のものを使ったヴィーガン仕様です。
ヒョウ柄模様にしている茶色の粒粒は、レーズンです。

生地は、全粒小麦粉と米粉を主体にアーモンドパウダー、オイル、砂糖少々を加えて作ります。小麦粉からのグルテンが極少なく、玉子、バターのつなぎもないので成形がちょっとむずかしいのですが、でも、上手に出来ると「玉子、バター」のもったり感がなくて、サッパリしていてフルーツの爽やかさによくマッチして美味しいです。

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お手本はこの本。フランスのビーガン料理研究家 Marie Laforêt さんの『ミルクも玉子も使わない焼き菓子〜ビーガンデザート』(ドイツ語版)。Marie Laforêt さんのサイトはフランス語ですが、色とりどりの美しいビーガン料理の写真がありますから、見るだけでも楽しいです。



◯こちらは、お昼のメニューから…


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人参とお豆腐たっぷりの全粒粉スパゲティー 
ビーガン料理界で人気の野菜スパゲティーの応用です。

人参を細長くして、茹で上げた全粒粉スパゲティーと一緒にし、野菜出汁とお豆腐のソースに絡めました。ズッキーニだと何も手を加える必要はないのですが、人参は少々クセがあるので、事前にさっと炒めておきます。その際、ディル、パセリ、セロリシード、コリアンダーパウダーなど、人参と同じセリ科のハーブやスパイスを香り付けに加えるのがポイントです。こうすると、人参のクセ(青臭い匂い)が抑えられ、逆に芳香に変わります。

粉チーズのように、かけてあるものは生のカシューナッツをすりおろしたもの。