🌿8月の最後の週末。お泊まりのお客様を迎えてのハーブ料理教室を開きました。

ハーブがお好きで、重ねてのご利用のお客様が…、
    「お料理を食べること、つくること、畑で野菜を育てることが好きです。前回宿泊したとき、とても手間暇かけて丁寧にお料理されていて、たいそう美味しかった食事を忘れられません。今回、夕食作りに参加させて頂けたら嬉しいです。」
…というご相談をいただき、それならば「野菜やハーブを一緒に収穫しに行き、その後、厨房でお料理を作ってみましょう…。」と、料理教室を兼ねた宿泊体験プランを即席で企画してお迎えすることにしました。狭い厨房、ほぼ初めての経験で、どうなることやらと案じましたが…。

以下の手順ですすめる事ができました。

1 ハーブについて 簡単な講義 
 講義…なんておこがましいですが、前提となるハーブや植物の分類に関する共通の理解のため、簡単なテキストを作って読み合わせし、説明をさせていただきました。

2 当日使用する主なハーブやスパイスを実際に見ていただきながらご紹介 
 野菜やハーブをご一緒に収穫…とお話していたのですが、当日は空模様が心配で、おまけに夏の終りで畑は草だらけ!。考えた末に、鉢に植えて外に出してあったハーブをダイニングへ持ち込んで並べ、実物を見ながらの説明に切り替えました。これが正解!だったみたいで、室内でゆっくり落ち着いて観察でき、それぞれの葉を摘み取って確認し、更にはドライにしたものとフレッシュとの香りの違いも確認していただけました。
190831_0575

3 そして、いよいよ実習
まず、お風呂の入浴剤に使うハーブを採取。この日は薬用ティーツリー(メラレウカ)、ドクダミ、レモンユーカリを採取。入浴剤として利用するための処理や煮出す方法を見てもらいました。
そして、このあと実際にそのお風呂に入ってもらって体験。
(私は、その間に調理実習の下準備を進めました。
 
4 調理実習
私のところのお料理はコース料理なので、基本一皿づつの献立を作りながら食べていただきます。
そこで、いっぺんに作って、いっぺんに食べて…とはいかないので、主に下ごしらえや出汁取りなど、途中段階までを厨房に入って一緒に見ていただくまでにしました。 その後、ダイニングの食卓についていただき、仕上げたそれぞれのコース料理を作りながらサービスし、味わっていただきました。

以下、当日ディナーでお作りしたお料理の写真です。

69688498_2518932401716935_2294810084338827264_o

190830_0576


190830_0578



◯ご感想
至らぬところがたくさんあったとは思いますが、以下のような温かいお言葉とご感想をいただきました。
    「今回は、宿泊プラスハーブの料理教室を受講させて頂きましてありがとうございました。資料、ハーブの鉢植え等準備して頂き、事前の講義を受けてからの料理教室でしたので、とても分かり易く学べました。特にフレッシュとドライハーブの使い分けは今までの間違いに気がつきましたし、魚のあらの出汁からグラタンやパスタソースへの活用術には驚きました。
    ハーブを摘むところから体験してのハーブ風呂は最高でした。

    私はただ泊まるよりこのような体験参加型の宿泊ができること、とても魅力を感じました。今後、みかん狩りとジャムづくり体験、ペンションの一日仕事体験(掃除、お皿洗い、草取り)などにも興味があります。今回も食べ損ねましたが、次回はぜひビーガン料理を食べたいです。そして、その料理教室の願いを叶えていただけるならまた宿泊したいです(*´∇`*)。

    これを機に、ひるさいどはうすでの多様な体験参加方の宿泊が進んで行くことを願っています。今回のひるさいどはうすでの丁寧な対応に感謝いたします。」
◯テキスト ──────────────────────── 
こちらは当日ご用意し、追加訂正したテキストです。

ハーブ料理講座図表1

画像をクリックするとテキストが閲覧できます。