空は少しモヤっていますが、まずまずのお天気。明日から10月というのにお昼前の外の気温は軒下で27℃、日向では30℃を越えているかもしれません。

今日も朝から畑の草取りと野菜の植え付け作業をしていましたが、ちょっとクラクラして軽い熱中症気味となり、逃げ帰ってきました。

みなさまの地方はいかがですか?
また台風が近づいていますね。お気をつけ下さい。


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畑のあちこちで、母が植えてくれた鬱金(うこん/ターメリック)の花が咲いています。

いっとき鬱金がテレビなどで取り上げられてブームになった時、母が植えたものです。

秋の終わりになると地上部が枯れ、ショウガのような根茎を掘り上げます。軽く茹でた後、何日もかけて日に当てて乾燥。その上で、すり鉢を使って粉にし、家族みんなに「身体にいいから」と勧めていました。

土臭くて、パサパサした黄色い粉を前にして…

「お母さん、これは英語ではターメリックといってカレーに入っているやつ。鬱金と名が着いていると高くなっているけど、そんなに苦労しなくても、安くいいものがたくさん売っているんだよ…」とは、とても言えませんでした。

白い大きな花を頭にしたものは花序で、実際の花はその下の柱、ポケットの中にある、黄色の衣をまとった親指姫みたいな姿のもの。ちょうど指先くらいの大きさです。

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草姿全体は、カンナに似た大きな葉がたくさん地際から伸びて、夏の終りから秋にかけてその根元に花序が伸びて花を着けます。

葉には生姜に似たかすかな芳香があって、お風呂の入浴剤にすると身体が温まります。

根茎は苦労して粉にしなくても、ショウガのようにそのまま使用できます。
魚のアラを煮たり、出汁を作る時に、一緒に使うと良い臭み消しになります。出汁はショウガのような辛味がないので、いろんな料理に使えます。