今年最初の台所仕事は、漬物作り。

まずは畑から収穫した大根、白菜、ブルーメンコール(カリフラワー)を漬け込みました。

今年はいつものキャラウェイ、ディルなど欧州系ハーブシードの他、昨年印度カリー子さんで目覚めた、クミンやターメリックなどカリー系スパイスも使ってみました。

20200103_eingelegt_Rettich



大根はターメリックと唐辛子などを加えて…。タクワンの黄色はターメリックで着色していますね。

今年は白茎亀井戸大根という江戸の伝統品種を作ってみました。
大きくなっても25cm以内のかわいい円錐形で、全体に真っ白く、キメの細かい柔らかな肉質が特徴のダイコンです。
一般に市販されているものよりビタミンや消化酵素のジアスターゼが多いそうです。
いまでは大根といえば青首がほとんどですが、江戸っ子はきっぱりと白いダイコンを好んだそうです。

一緒に、試しに作ってみたイタリア品種のダイコン=大きくなるラディッシュも入っています(写真にある青首のもの)。でも日本のダイコンに比べるとかたくて筋っぽいです。ドイツの野菜料理の教科書では、ラディッシュ(Rettich)とダイコン(Daikon またはjapanischer Rettich)を区別している様に、やっぱり別な野菜ですね。


20200103_eingelegt_brokkoli

こちらはブロッコリー。ブロッコリーはキャベツの仲間なので、ザワークラウトに使うキャラウェイやディル、黄色マスタードを使ってみました。


20200103_eingelegt_Chinekohl

白菜は、やっぱり柚子と唐辛子が合いますね。キャラウェイなども加えています。


20200103_eingelegtBlumenkohl

カリフラワー。今年作ったのはカリフローレという日本で開発された品種で、普通のものより花茎が伸びるタイプで、全体に柔らかいのが特徴です。湯通ししてサラダにしてすぐ食べるのが一番美味しいですが、食べきれない分を漬物に。カリフラワーは文句なくカリー系スパイスが合います(断言)!

20200103_Mörser

スパイス使いにはなくてはならないすり鉢。ドイツの料理本でも、Suribachi または japanischer Mörser と呼ばれる通り、溝が切ってある日本のすり鉢の方が断然使いやすいです(ただし、写真の茶筅が必須です)。


一週間後くらいが食べ頃でしょうか? いまから楽しみです。

午後はこれから、ザワークラウト作りに励みます。