おはようございます。今朝の箱根の海沿い、気温は1.1℃と、かろうじて氷点下は免れましたが、今季一番の寒さになりました。 みなさまの地方はいかがですか?

すでに春のスイッチが入っていた植物たちも、突然急ブレーキをかけられたように身体を縮めてうなだれていました。


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    南米の温帯地域の原産であるナスタチュームは、霜にあたると溶けるように枯れてしまいます。昨夜室内に入れ忘れていたら、見るからに葉をかたくして、寒さに耐えていました。 朝、「ごめん、ごめん」とダイニングの日当たりの良いところに取り入れたところです。
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    2メートル四方に広がった、玄関前のマリアアザミ。1月下旬以来の暖かさで、少しづつ背丈を伸ばして来たのですが、今朝はそれがぐたーとしていました。

2月のこの時期、洋の東西を問わず、各地で冬を送り、春を招くお祭りが行われて来ました。 人々が仮装をしてパレードをしたり、大きな篝火を焚いて、冬に見立てた藁人形を焼いたりする行事です。

日本でいえば、旧暦のドンドン焼き、ヨーロッパではカーニバルなどがそれに当たります。

4月に桜が咲く頃までの2ヶ月あまり、春へ進んだかと思えば、突然冬が舞い戻って来たりを繰り返します。

かつて自然とともに生きていた人々にとっては、この春と冬とのせめぎ合いは、とても切実だったんだろうな、と感じます。

さて今日はお雛様を出して、私たちも春を迎える用意をしようと思います。

みなさま、良い一日をお過ごし下さい。